たかまつななを「主権者教育」の講師として呼んではならない・1(たかまつの「余命投票制度」)

 「主権者教育」というと、割とすぐに思いつく名前が、たかまつななではないだろうか。18歳選挙権が導入された2016年頃から、若者の立場に寄り添って投票を呼びかける活動を行っている人物としてマスコミで取り上げられるようになり、全国各地の学校で講師として講演を行っているようである。地方(山口県)在住の私も、たかまつが高校で講演を行ったことを、地元のニュースで見たことがあるように思う。

 

 しかしながら、私は、たかまつはこうした講師として呼んではならない人物だと考えている。それは、たかまつが、若者たちに、親しみやすい雰囲気で中立の立場から、自ら考え、投票することを訴えかけているだけであるかのように装いながら、彼らに、党派性のある特定の方向性の政策へと誘導するいかがわしい情報を、刷り込もうとするからである。それも、詭弁を弄しながら。その方向性とは、一言でいえば、いわゆる「改革路線」ということになるであろうか。

 

 たかまつのこうした傾向や、時にみせる卑怯さ、厚顔無恥さはツイッターやブログ等で政治的な話をする人の間ではけっこう知られたことだろう。それゆえ改めてそうする必要性が感じられないせいか、たかまつへの警戒を呼び掛けるまとまったブログ記事を見かける印象がない。しかし、「主権者教育」となると、それを実際に企画するのは、ふだんから「政治性のない態度」を実質的に課され、それを内在化している人も多い、教員や公務員などの教育関係者である。そうした人たちが「主権者教育」を企画する際に、たかまつを講師として招くことが検討されたとしても、それを思い止まらせることになるものが、ある程度まとまったものとしてあるべきではないか。僅かばかりでも、そうしたことの一助となれないか。これが、これから書こうとする一連の記事の主旨である。どうか、たかまつななを「主権者教育」の講師として招かないでほしい。

 

 こうした趣旨であるので、まず最初に、たかまつのひどさが露呈した騒動から書くのが適当だろう。それが、ABEMAの『NewsBAR橋下』という番組でのたかまつの発言に始まる、「余命投票制度」騒動である。ABEMA TIMESに、番組の当該回について次の記事が残されている。

 

times.abema.tv

 

 しかしながら、どういう訳かこの記事には、

たかまつが「理にかなった案だと思う」と話す「余命投票制度」とは、次の様なものだ

と書かれているのに、その肝心の「余命投票制度」自体の記述はない。橋下徹の発言がなぜか重複して書かれていたりもする。当時のたかまつのツイートにはyahoo!ニュースに掲載された記事へのリンクが貼られていたが、yahoo!ニュースは掲載期間短いので、今は記事が削除されている。そこで、改めて次の番組動画で直接、発言を確認した。

 

https://abema.tv/video/episode/89-77_s10_p177?utm_campaign=abematimes_p2_link_article_photo_10027531_ap_free_episode_89-77_s10_p177&utm_content=10027531&utm_medium=abematv&utm_source=abematimes&utm_term=683079858.1602759673

 

以下、番組動画から、たかまつによる「余命投票制度」についての発言部分(橋下等、他の出演者とのやり取りの部分を除く)を文字起こしする。

 

どう考えても人口比から考えると、若い人は人口が少ないので、もっともっと選挙に行ってくれればもちろん若者の声とか影響力って大きくなるんですけれども、人口が少ないから限度があると思うんですよね。なので、若い人に影響力を持たせるために、一人一票の原則を変えようというものです。ま、日本の平均寿命、例えば100歳くらいまで上がっていくと思うんですけど、私の頃は。で、100歳だとしたら、そこから自分の今の年齢を引いた分を投票のポイントにする。

 

そうしたら政治ももう1年先とか5年先の話じゃなくて、それが50年先の日本の未来とか語っていくと思うんですよね。若い人にむけて、だって、ねぇ、話していかないと通らないので、どんどんどんどん若者政策ってのが増えて行くと思いますし、有権者の人も投票する時に未来を考えると思うんですよね。自分が今何ポイントだというところから。だから投票の質も上がるんじゃないかなと思う。

 

やっぱり若い人の影響力とか若い人の意見が通るとかすごい大事だと思っていて、例えば、日本だと、こう、自分が今70歳だったら、考え方が変わるなって思うこと、私たちもいっぱいあるんですよ。例えば、Uberとか、Airbnbとかって、自分が70歳だったら、そんな新しいものいらないよって思うと思うんですよね。でも私28歳だから、いやUberとか、Airbnbとか世界中でやってんのに、なんで日本はもっと導入してくれないの。でも、それを、ホテル業界とか例えばタクシー業界の人たちが、困ってしまうから、じゃ、やめようと。それは1年後の日本を考えたらいいかもしれないけど、50年後の100年後の未来を考えると、世界から観光客が減ってしまう。それって日本の、あの、経済的にはよくないよねって判断ができると思うんですよね。でも今はそうじゃないから、Uberもやめよう日本では。そんなにされてるってことだと思うんです。

 

これ、だから、移行期間が問題なんですけども、移行期間さえクリアになれば、みんな平等なんですよね。こう、だんだん減っていく訳なので。みんな、なんか、そういう世代間の格差はあるように見えて、一生で見るとないので、そういう意味では、平等ではあるんですけれども。

 

 こうした発言を受けての橋下の発言は、上にリンクを貼ったABEMA TIMESの記事に書かれている。記事から引用する。

 

 橋下氏は「本当に日本を強くしようと思えば、国を動かしている中心メンバーのいる世代に投票権を与えていく仕組みは必要だと思う。僕も50歳を過ぎて、政治的なエネルギーは衰えてきているし、もっと30代、40代に頑張ってもらいたい。ただ、高齢者の側には、“わしらが今まで頑張ってきたから日本はここまで来た。わしらの意見こそ聞いてくれ”という人たちもいる。そこはたかまつさんの案が定着するまでの移行期間、ポイントを上積みしてあげるといった方法を取り入ればできるかもしれない。たかまつさんの案よりももっとラディカルだけれど、政治的に活動できる期間ということで、例えば55歳ぐらいで選挙権を切ってもいいんじゃないのと思う。

 

 これを受けてたかまつは、次のように発言した。こちらは再び番組動画から文字起こしする。

 

 いや、でも、本当にそういうことに近いことが必要だと思いますね。じゃないと、政治が若い人のほう向いてくれないので、私前回の選挙の時に、あの、党首に、すごい、インタビューするっていう企画をユーチューブでやって、で、7政党の党首にお会いして、それで、シルバー民主主義どう思ってますかって言っても、どこもそんなに歯切れがよくないわけですよね。シルバー民主主義解消してください。若者がこの番組見てるんです。どう思いますかって言っても、みんななんか、シルバー民主主義ってのは世代間対立を煽るために作った言葉で、そういう言葉を使うこと自体がよくないんですって言われたりとか。いや、差別はあるんですよ。1億円以上あるってのはデータも出てるのに、そういうこと言われてしまうっていう、なんか、差別があることに対して声をあげるのに、そんな差別言うなって言われるのってすごいおかしいなと思って。

 

 これらの発言で批判すべきことはたくさんある。いや、非難すべきこともあるし、なにを言ってんの?と言うべきこともある。ただ、それらをしなくても、少なくともたかまつが、党派性のない立場から、生徒たちに自分たちで考えることだけを訴える人物などでは到底ないし、人類の多年の努力によって築かれた民主主義の理念から逸脱した主張をする人物であることは分かるだろう。引用が長くなってしまい、記事も長くなってしまったので、いったんここで記事を切ろうと思う。これらの発言に続く騒動については、次の記事で書きたい。

 

 ただ、たかまつの発言を文字起こしした最後の部分についてだけは、ここで確認しておきたい。差別はある、1億円以上あるというが、では現在の高齢者たちは、その1億円を自分たちの世代だけで消費し、あるいは墓にでも持って行くのか(そもそもその「1億円」の根拠に触れられていないことは、ここではおいておくが…)。まさか。それぞれその多くを、自分たちの身内で享受し、身内のために遺していくというのが実像だ。つまりは、これを差別と言うのなら、政府の政策の恩恵にあずかり、より多くを享受し、より多くを身内に遺すことができる者と、そうでない者との格差こそが、差別なのである。政府が後世に残る「借金」をしてまで恩恵を与えたことが差別と言うのなら、その恩恵を受けている者たちからこそ、今すぐそれを回収すべきなのだ。しかるに所得税最高税率は引き下げられ、それどころか株式投資で得た利益には、どれだけ利益を得ようとも20%の税しか課せられない。NISA非課税枠拡大というものもある。孫への生前贈与も教育資金なら非課税という、まさしくこの差別を象徴する措置も、恒久化が企てられている。いっぽうで、借金をして生活を送る者にも課せられる消費税の税率は引き上げられる。これは紛れもない階級対立だ。それを嘘の対立にすり替えるために世代間対立を煽る。たんに煽っているのではなく、階級対立を世代間対立にすり替える。たかまつのしていることは、そういうことなのだ。現にかくも「差別」の解消に熱心なたかまつが、再分配の強化に熱心だという話は、寡聞にして知らない。

連合のブレジネフ

 最近、連合の芳野友子の話題が多いが、それらを見ていてどこかの時点で思いついて、さらにその後の話題を見ていても、やっぱりそうだよなぁという思いが深まっているのが、この人は連合のブレジネフではないのかなぁということだ。詳しくないので、俗論でのイメージのブレジネフだが。勲章集めが大好きだったという。

 

 どういうところがというと、器でもないのに連合会長就任にノリノリだったり、麻生に会食に呼ばれてホイホイ出て行ったり、安倍の国葬に断固出席するマンだったり…。終いには、労働者の代表などという称号を勝手に騙り始める。労働現場で働いた経験は、若い頃のわずか数年だというのに。とにかく空っぽで、格式に弱いイメージがある。

 

 頑迷蒙昧であーあーあー聞こえないーなところも、ブレジネフと同じイメージなのではないか。

 

 っで、となると、本人はこのままでもまんざらでもないし、他になり手はいないしで、案外、長期体制になっていくのかもしれない。そして、芳野が倒れた後、今度はほどなく連合のゴルバチョフが登場するのかな。そして…。

 

 う~ん、どうなの?

NHK-FMに居座る高齢者たち(独り言)

 最近、高齢者福祉などについて、他所でコメントしたりしたのだけど、今、NHK-FMを流し聞きしていたら、まずはピーター・バラカンが番組をしていて、…昔から、この人の語りって、自分の嗜好基準で音楽に上下をつけて、それをキザな語り口で話して、ほんと、鼻につくよな、なんでまだ番組が続いてるんだろ…なんて思って、さらに、ゴンチチの番組が始まって…いや、もちろん、この時間にこの流れで番組をしていることくらい知っていますが、ずーっとそうなんですから…、これも同じトーンでずっと続いている「長寿番組」だよなーと思って、それから、渋谷陽一もどうせどこかの時間で昔と同じ番組を持ってるんだよねと思って、念のために調べたら、やっぱりそうで…。こうやって、高齢者が居座ると、この業界での世代交代とか捗らなくて、下手に大御所なだけにギャラもはって、業界への悪影響だよな、とか思った。そして、だから、やっぱり負担できる高齢者にはしっかり社会保障の負担をしてもらうべきだよな、とも思ったりした。

 

 っで、さらに、日本社会なんでこうなんだろ、だめだなぁみたいに思った後、でも、80年代(←おおよそ)のサウンドストリートとか90年代~00年代のミュージックスクエアとかは、曜日交代とか割と定期的な新旧交代とかあったよなぁ…だんだん(もともと?)、ロキノン-NHK癒着枠、みたいなところはあったぽいけど…と思った後、…あ、そうだ、もうFMなんてそんなメディアなんだ、と思った。そりゃ、宗教・スピリチュアル系も跋扈するよね、民放では、とか。いたいけな心で壊れかけのラジオにほんとの幸せ教えてよなんてお願いしてたら大変なことになるよ。

 

 いや、もう、SNSでの音楽や番組視聴とかもう、ようわからんし、歳をとったなぁ、自分、と思った次第。嫌だ嫌だ。

こんなところでも新自由主義の凶悪な牙の犠牲が(三幸製菓の火災事故について)

 タイトルの通り、三幸製菓の火災事故について。事故自体については大きく報道されているので、それについては、ここではリンクを貼る等もしない。しかし、少し情報が遅くないか?とは感じていた。けれども、それは、この事故に感じた違和感から辿っていけば、その理由も推測でき、やはりその通りなのだろうなと思う。

 

 この記事を見た時、ツイッター等の反応で散見されるのと同じように、私も、ああ、あの馴染みの商品を作っている会社が…、早く事故から復帰できるとよいな、積極的に買おうかな…と思ったりした。けれども、引っかかったのが、事故の犠牲になった、現時点で5人ないし6人のうち、4人が、高齢の「アルバイト」清掃員であるということだ。それも深夜の時間帯に…。ああ、こんな時間帯にこうした人たちが働いていたのか…。事情は分からないが、あの馴染みのある商品の生産の現場には、そういう実態もあるのか…と思った。そして、少しググってみて見つけたのが次の記事だ。

 

www.niigata-nippo.co.jp

 

 記事をそのまますべて引用する。

 

過去に同じ工場で火災8件
死亡の4人、入り口近くで発見
2022/2/12 18:42(最終更新: 2022/2/13 9:23)

 新潟県村上市の米菓製造大手「三幸製菓」の荒川工場から出火、5人が死亡した火災で、荒川工場では1988~2019年に8件の火災が発生していたことが12日、消防への取材で分かった。11日夜からの火災で死亡が確認された女性アルバイト従業員4人は全焼した製造棟1階の出入り口付近で、身元不明の1人はさらに奥で、発見されたことも判明した。

 消防によると、荒川工場では過去に8件の部分焼やぼやが発生。このうち19年11月には製造工程の乾燥機が焼損した。機械内部に堆積した煎餅のかすが熱せられたため出火したとみられている。

 県警によると、今回の火災では複数ある製造棟の一つが全焼。鉄骨がむき出しで倒壊の危険があり、安全確認の上で13日朝から安否不明者を捜索し、実況見分し火災原因を調べる。製造工程を担当する20代男性社員2人と連絡が取れず、遺体1人の身元確認を急ぐ。

 県警などによると、全焼した製造棟は敷地の最も南側に位置し、菓子の生地をこねたり焼いたりする施設。地上2階建てで、「F棟」などと呼ばれている。当時は操業中で三十数人の従業員がいたとみられる。

 出火時に工場内にいたというアルバイト女性は「煎餅の焼き場で火が出たみたいだという話を仲間から聞いた」と話した。「(製品を焼く)網目の下に煎餅のかすか何かが落ちて燃え広がったとの話も出ている」としたが、県警などは出火原因を特定するため、工場関係者から広く聞き取りを進める。

 三幸製菓を巡っては、20年5月に新潟市内の「新崎第3工場」で乾燥機付近を焼く火災が発生。19年7月には新潟市内の「新崎第2工場」で屋根を焼く火災があった。

 火災は11日深夜に発生。村上市の71歳女性と、いずれも新潟県胎内市の68歳女性、70歳女性、73歳女性の4人が心肺停止状態で搬送され、死亡が確認された。4人は夜から朝までの勤務で清掃アルバイトをしていた。安否不明者とは別の社員1人も煙を吸って搬送された。

 三幸製菓の担当者は12日、電話取材に「この度は大変申し訳ありません」と謝罪した。

 

 これは人災だ。私たちの馴染みの商品の製造の裏にはこういう実態がある。企業の利潤追求、合理化のためには、そこで働く人の安全や生活を軽視しても構わない。その帰結としての人命軽視であり、懸命に生きている人たちの尊い命の犠牲である。そして、こんな業態を維持するために必要なのが、このような実態の下で懸命に生きなければならない人たちの存在だ。地方に住んでいれば、それはアパートで相部屋暮らしをする外国人技能実習生たちでもあることに気づくのは容易だ。いや、地方でなくても気づけるのかな。

 

 これは、新自由主義の凶悪な牙による犠牲だ。私たちは、この企業の作る馴染みのある商品を目にする時、いや、web上を含め店頭に並ぶあらゆる商品を目にする時、企業を応援しようと思うのではなく、格差を前提に商品が生産され、それがさらに格差を拡大させる、この現状を打破し、新しい世界を目指そうと思わなければならない。

トリクルダウンはあります

とうに既出だけど、どうしても世界の真ん中で断言したくなったので…。

 

トリクルダウンはあります。(キリッ)

責任のトリクルダウンが。

 

責任を最下流まで流し切ることこそ、「立派な人」になるための条件だね。

だから、責任の器が小さければ小さいほど「立派な人」になれる。

フジロック関連でつけたブコメのまとめ

 一昨日から今日にかけて、フジロックについての記事や関係者の発信などが気になり、たくさんのブコメをつけた。自分の立場の再確認にもなったので、つけた順に並べ、一つの記事にしたいと思う。

 

 先にまとめておくと、私はこのフェスの参加者や擁護者たちを「リベラル」な政権批判派の人たちと見ていて(かつて「SEALDs」がステージに立ったこともある)、そうした人たちが自己中でご都合主義なことに絶望的だと感じる。彼らを「堅実」で「良識」ある比較的恵まれている人たちと見るからこそだ。そして根深いなと思うのが、彼らが自身の自己中やご都合主義と向き合うことから逃げ出すための逃げ口上が、オリパラや甲子園での、政権擁護派やスポコン無罪派と何ら変わりない、「お気持ち」であるということだ。

 

 このあたり、どうも教育の失敗(「安倍」に象徴される勢力にとっては、成功)によるものだと思うが、それはおいておく。

 

 私が政治に求めるのは人命尊重と、個人ではどうすることもできない不条理との戦いだ。そういう意味での強力な再分配を求める立場でもある。あとは、それを少しでも実現するために、論理と実証とを駆使すること。そこには明確に、正誤善悪がある。それを「お気持ち」などで相対化しようとする動きは、どんな立場でも、究極的にはすべて敵である。もちろん、戦略的に手を結ぼうとしたり批判を緩めたり(それこそ「お気持ち」を守ってあげるために)することはあるだろうが、最終的には袂を分かつことになる。それが改めて確認できたことだ。

 

 以下、つけた順にブコメを並べていく。

 

www.asahi.com

 やるのかよ。無観客のオリパラ→吹奏楽チアありの甲子園→もはやどこから突っ込めばのフジロックとグレードが上がっていることは確か。もちろん、規模はその反対ではあるが。当然全部反対。

 

www.j-cast.com

 開催の意義や事情が色々語られてるが、それらすべての人に問いたい。人命尊重は絶対ではないのか? 今の現実を直視し、自分の行いを省みてほしい。医療崩壊に伴う自宅療養での悲劇も報じられている。欺瞞だよね。

 

www.nikkansports.com

 「いい人」だとは思うが、間違っている。心が傷つくことは免罪符にはならない。人命尊重は絶対で、それを軽視したり、自分がそうしていることに向き合わなかったりすることは、罪だ。お気持ちで社会を動かすな。 

 

www.festival-life.com

菅の「五輪やめるのは簡単、楽なこと。挑戦するのが役割」とどこが違うんだ? よって言うべきことも同じ。人命尊重は絶対ではないのか?だ。/←既出だった。/官民協働段取り。「ロック」じゃない。今さらだけど。

 

www.nikkansports.com

「オリンピック反対してたくせに選手が金メダルとったら喜ぶって矛盾してるーー!!」とは思わないが「オリンピック反対してたくせにフジロックに初出演できたら喜ぶって矛盾してるーー!!」とは思うよ。眉唾対象。

 

nordot.app

 なんで取り上げられている「思い」が言い訳がましく子どもを連れてきた人だけなんだろう? こういう人が多いから? 「ロック」だねぇ。

 

www.iza.ne.jp

 アーティストもファンも現実を直視することも論理的に考えることもなく「お気持ち」がすべて。すごく日本の政治と親和性が高い。「ロック」だねぇ。社会を動かすのは自由と責任。「お気持ち」で動かしてはならない。 

 

www3.nhk.or.jp

 開催者・参加者には人命尊重は絶対ではないの?と問いたい。医療崩壊に伴う在宅医療での悲劇など、今の現実を見ているのか。自分の行動が何をもたらすのか現実を見て論理的に考えているのか。目を背けるのは罪だ。

 

b.hatena.ne.jp

参加者をウェーイ系と見てるも人多いが違うのでは? 意識高い系、旧サブカル系、ロキノン系…そんな所では? こんな音楽趣味で「苗場」への参加資力がある。子連れも散見。インバウンドでしょ。悪質なダブスタリベ。

 

 

 誰の「命取り」かがさらに問題なんだよ。今の現実から、医療崩壊に伴う在宅医療で起きている悲劇から、自分たちの「思い」(「お気持ち」だよそんなもの)を守るために目を背けるこの人たちは、罪深い。 

 

www.teny.co.jp

 やはり語られる「思いやり」の浅薄さと偏狭さが絶望的なんだよね。

 

www.niigata-nippo.co.jp

 地元紙の現地取材記事。比較的詳しいが、やはり開催者、参加者の「思い」が浅薄で偏狭という印象が強まる。あと、参加者はウェーイ系ではなく「堅実」な意識高い系だというのも。だからこそ浅薄で偏狭で罪深い。

 

mono-no-aware.jp

 真面目に現実と向き合っているが、なぜ「公(=政府)」を免罪符として活用し、それへの働きかけがないのか。残念。/コロナ禍でも業界内好不況がもろにあるし、裕福な購買層もいる。短期的には業界内互助もすべき。

 

news.yahoo.co.jp

 "1日券2万1000円" "中でも「品川」「練馬」「足立」など東京ナンバーが目立つ" こんな方法でなくても人を助ける術のある人たちだよね。/くるり岸田は自分の考えの積極的発信が多い印象だが沈黙。今はそうでもないのか?

 

news.yahoo.co.jp

 やっぱりウェーイ系じゃないよね。だからこそ浅薄で偏狭で罪深く、社会への悪影響も強い。"周囲を見渡し気になったのは、家族連れが多いことだ。ベビーカーに幼児を乗せている大人が目につく。会場内には…(字数)" 

 

news.yahoo.co.jp

 カオスじゃん。やっぱり開催者・参加者とも責任から目を背けているよ。

 

www.dailyshincho.jp

 少なくとも参加者は、困っていないし、社会的強者で本来影響力のある立場にいる人たちが中心。だからこそ、この社会に対して無責任な行動は罪深く、責められるべき。/(yahoo!の方にページごとにブコメをつけた。)

 

b.hatena.ne.jp

 記事後半がデマだったり盛ったりしてないんだったら、望遠レンズ(笑)とか記者(笑)とかデイリー新潮(笑)とかの反応の人たちは、どう整合性をとっているんだろう? どの(笑)も吹っ飛ぶ重要なことだよ。

 

「フジロック」で記者は見た 東京ナンバーの車が大挙、“酒ナシ”でも“密”に踊る若者たち | デイリー新潮

夜の9時過ぎからKing Gnuやってて、ぎゅうぎゅう詰めの客に「今日は踊っていって!」って煽った数分後に井口が「医療関係の人に申し訳ない」って泣き出して、普通に頭おかしいの?って思っちゃった。なら出るなバカ。

2021/08/21 21:57

b.hatena.ne.jp

 次の記事を読んでいたので、まあそんな人なんだろうねと思った。→「フジロック」開催にネットで賛否 KingGnu井口は「それぞれの決断があったと思います」https://www.iza.ne.jp/article/20210820-VL4WLOS5VFEUTPRHYXQVEKUQNE/2/

 

note.com

 このクラスのビッグネームが補償がないことを言い訳にするのなら、短期的には業界内互助をしろと強く主張したい。君は社会の恩恵にも業界の恩恵にもものすごく預かっている。君のその姿勢の延長に社会の現状がある。

 

s-scrap.com

 分断が加速したのではなく、向き合ってなかっただけ。政治や命を巡る分断を前に「優しさと共にありたい」と逃げるのは卑怯で間違い。現状追認の政権支持と大差ない心理機序。/真面目に言葉にするのは大切なこと。 

 

既にまさしく殺人オリンピックであった、東京オリンピック2020

 次の記事のことだ。

 

www.asahi.com

 

読んで、すぐに違和感を感じ、次のブコメをつけた。

 

誤魔化されるな。誰もこういう人を矢面に立たせようとは思わない。正しく責任を問うために意志決定過程の公開こそが求められる。この人たちには、上のせいで自身や周囲が壊れそうなら、もう逃げてほしいと願うだけ。

#労基署さんお仕事です

 

上記の通り、この人への違和感ではない。一番はタイトルへの違和感、いや、朝日もいよいよ本格的に(しかし姑息に)オリンピック盛り上げシフトをしいてきたか?という気分の悪さか。

 

 しかし、あとで他の人のブコメを見ていると、次のブコメが目にとまり、あわててログイン後まで確認して、愕然とした。(補足だが、これはログイン前の人とは別の人で、都から派遣された職員について。)

 

 tokage3 「本番を見届けることなく病に倒れ、亡くなった7人の同僚たち」 さらっとすごい事が書かれてる…。

 

そう、確かに本当に、記事の終わりの前にそう書かれているのである。これを見て、この人のブコメに、次のブコメをさらにつけた。

 

ログイン部分読んでなかった。絶句した。自らも罪を感じるほどこうなるかもしれないことは分かっていた。この現場を放置した人間を、殺人罪で告訴すべき。責任の曖昧化にも程がある。まさにあの戦争の教訓が無駄に。

#オリンピックなくなれ #特別な人のための祭典 #殺人五輪既成事実化 #菅やめろ #菅を吊るせ! #公明は他人事にするな

 

  そして、今度は朝日への怒りがこみあげてきた。なぜこの事実を知り、その報じ方が、これなのか? 上の愚かで自分都合の命令のために下の者が虚しく振り回され、命を失う。その真実を伝えずに、むしろ、失われた命のためにさらに「死力を尽くして」戦うことを求める。そうして国の虚構を翼賛した結果、幾百万もの命を奪っていったことの反省は? その中心的な存在であったことの反省は? なにも変わっていないではないか。

 

 こんなことに鈍感であってはならない。この社会は生まれ変わらないといけない。