民主党なんて信じない

 こんな記事↓を見たんだけどね…

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『民主 アベノミクスに対抗 政権公約を発表』(東京新聞 2014年11月25日 朝刊)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014112502000131.html


 民主党は二十四日、衆院選マニフェスト政権公約)を発表した。集団的自衛権の行使を容認した安倍政権の閣議決定について「立憲主義に反するため撤回を求める」とした。安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」からの転換を表明。アベノミクスの「三本の矢」に代わる経済政策三本柱を打ち出し「厚く、豊かな中間層」の復活を目標に掲げた。

 公約は経済や雇用、社会保障など十の重点政策で構成。海江田万里代表は記者会見で、アベノミクスについて「国民生活は疲弊し、格差は拡大している。賃金は物価上昇に追いつかず、持続的な成長が実現できない」と述べた。

 消費税は、期限を明示せずに引き上げ延期を容認。品目によって税率の異なる複数税率や、低所得者対策として減税と現金支給を組み合わせた「給付付き税額控除」の導入を検討するとした。経済対策では、中小企業の支援に重点を置き、技術・技能の伝承や税制の充実、地域産業の活性化を図ると列記した。

 社会保障では、安倍政権が進める年金積立金の株式運用に反対し「堅実な運用を進める」とした。

 教育では「三十五人学級の堅持」を主張。所得制限のない高校無償化を目指すとした。

 原発については、避難計画に関する国の責任を明確にする制度の確立を明記。「責任ある計画がなければ原発は再稼働すべきではない」とした。

 米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設問題には直接触れず、「(米軍の)抑止力の維持をしつつ、住民の負担軽減に全力を挙げる」と記した。


◆「厚い中間層復活」掲げ

 民主党衆院選マニフェストに「経済政策三本柱」を掲げ、安倍政権の経済政策「アベノミクス」との対決色を強く打ち出した。海江田万里代表はアベノミクスは国民生活を悪化させ、格差を拡大させていると批判。「今こそ流れを変える時だ」と強調した。

 民主党マニフェストアベノミクスの「三本の矢」について、一本目の大胆な金融緩和は急激な円安により「物価高、実質賃金低下を招いた」と指摘した。二本目の機動的な財政出動は「資材高騰、入札不調、民需圧迫」を招き、バラマキに終わったと主張。三本目の成長戦略は「一握りの企業を優遇、そのうえ一向に進まない」と批判した。

 アベノミクスが「期待外れ」だったと示すために具体的な数値も引用。富裕層が株高で恩恵を受ける半面、賃金水準が低い非正規雇用が雇用者全体の37・2%(今年九月)まで増えたことや、物価変動を加味した実質賃金が十五カ月連続減になっていることを示すグラフを掲載した。

 民主党は「厚い中間所得層の復活」を目標に掲げた。その具体策が経済政策三本柱だ。

 金融緩和は、現状では引き締め方向への急転換は危険だとしつつ、これ以上の円安進行による物価高を回避する方向性として「国民生活に留意した柔軟な金融政策」を提示した。

 財政政策では「生活の不安を希望に変える人への投資」として、子育て支援や非正規雇用の待遇改善、社会保障の安定・充実を提案。法人税減税や投資減税で大企業優先の安倍政権との対立軸を示した。

 成長戦略は再生可能エネルギー農林水産業、中小企業などに政策資源を集中するとし「未来につながる成長戦略」と名付けた。

 福山哲郎政調会長は記者会見で「『この道しかない』という(アベノミクスに関する安倍晋三首相の)言い方におごった姿勢が表れている。もう一つの道があることをしっかりと示した」と述べた。 (大杉はるか、横山大輔)

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 なにをしれっと今さら言ってんのかって。「消費税は、期限を明示せずに引き上げ延期を容認」ってさ、衆院選の大敗をも恐れずに公約にもない消費増税に血眼になった首相は誰だったっけ? 「原発については、避難計画に関する国の責任を明確にする制度の確立を明記。『責任ある計画がなければ原発は再稼働すべきではない』とした。」ってさ、玄海原発を再稼働させようとして、当時の首相であり自党の党首である菅直人と衝突し、その混乱を国会で問われて泣いたのは、今、どんな立場にいる人なのかな? 「金融緩和は、現状では引き締め方向への急転換は危険だとしつつ、これ以上の円安進行による物価高を回避する方向性として『国民生活に留意した柔軟な金融政策』を提示した」ってさ、頑なにインフレを拒む硬直した金融政策に固執し、超円高を是正できなかった元首相は誰だったっけ? こんな人たちの「検討する」だとか、「図る」だとか、「進める」だとか、「目指す」だとか、「全力を挙げる」だなんて、軽い!軽い! そりゃ、そうでしょ。