「ヤバイ」とか、シャレになってない

この記事だけど、大任町の町政で起きたことを考えると、シャレになっていないでしょ。

今までにいくつもシャレにならないことが起きているのに、こんなパンフレットをつくることにしても、こんなのを「ふるさとパンフレット大賞の優秀賞」なんてのにすることにしても、それをのほほんと記事にすることにしても、そうしたセンスが「ヤバイ」でしょ。これを「チョイ悪」とかテキトーに言うのって、本当に悪い方向性に誘うようなことになりかねないことを、のさばらせるようなことだと思うけどね。ほんと、どうかしている。

『福岡・大任町、ヤバイぜ! チョイ悪?町長ら、パンフに』
中村幸基 2017年6月13日16時48分
http://www.asahi.com/articles/ASK692BZWK69TGPB003.html

渋めのスーツやシックなドレスに身を包み、ハードボイルドタッチにポーズを決める面々。ハリウッド映画風の背景に踊る文字は「ヤバイぜ!」――。福岡県大任町の作った観光PRパンフレットが、役所仕事らしからぬエッジの効いた切り口で話題を呼んでいる。モデルは町三役や若手職員たち。ふるさとパンフレット大賞の優秀賞に輝いた。

B5判の横型で12ページ。県外の人に大任を知ってもらい、訪れてもらおうと町産業経済課がデザイン事務所「TONE GRAPHICS」(飯塚市)と組んで知恵を絞った。

表紙をめくると、行政の刊行物にありがちな首長の「あいさつ文」はなく、「おおとう町の“ヤバイ”をこっそり教えます」の大文字。顔半分のモノクロ写真でにらみを利かせるのが永原譲二町長だ。

このパンフ、ジョージ・クルーニーブラッド・ピットジュリア・ロバーツら豪華俳優陣による『オーシャンズ』シリーズをイメージした。クルーニー扮するオーシャンと仲間たちが大泥棒を働く物語。フランク・シナトラ主演の『オーシャンと十一人の仲間』のリメイク版だ。

ルーニーと永原町長が同じ「ジョージ=譲二」というところも隠しネタだが、マニアック過ぎてネタバレしても、わからない。

次のページでは花束を手にした浦野幸治副町長が花いっぱいの町を「ダンディー」にPR。若手職員らも負けじと、道の駅おおとう桜街道など観光スポットやニンニク球など特産品を「クール」に、「スキャンダラス」に、紹介する。

モデルは三役と若手職員、商工…